脚本はおもしろい。うまく行きすぎだけどうまくできてるし、裏切られるし、ああいう下から這い上がる精神で上のものを食い散らかす感はスカッとする。ただ、ところどころあれ？ってなるところあるし、例えばお父さんは臭いのに他の3人は？とか、そんないい服どこで手に入れた？とか、いつからお前のスマホは電波が入るようになったんだとか。そういう細かいところを考えてないのが、逆に何も考えずに見れる要素なのかもしれないけれども。めんどくさくないし、ストレートに見れる。ただ、終わり方はあんな親切に最後の答え合わせまでしてもらわなくてよかったかな、お父さんが逃げる場面くらいでやめた方が好きかな。まあ、人間は極限に追い込まれても煙草が吸いたくなるという描写を入れてくれただけでも価値のある映画ということで。
