地上の高み、虫と小便に塗れた半地下、そしてさらに光届かぬ地下。ある家族がそれらを行ったり来たりしながらブルジョア一家への寄生を企んでいく。
いやー、酷いお話でした。何が酷いかって、間違いなく悲劇的なお話なのに、きっちり笑えるようにも作っているところです。おお、ブラックブラック。実際劇場でも笑い声が漏れていましたしね。
寄生家族は全員がかなりのハイスペックのはずなのに、ああいった境遇に甘んじてしまっているのが、韓国の社会のリアルな姿、格差なのかもしれませんね。正直、日本でもよくある光景なのかもしれません。
中盤のクライマックスである洪水のシーンでは、昨年の水害を思い出して一人で無駄に暗くなってしまいました。
そしてラストシーン。息子の計画が成就することはないのではと思わせます。なんと救いの無い。
からの、「吸い込むPM2.5〜」はやめてください!劇場で吹いてしまいました。
しかも僕がみた劇場では照明がついたあと「仮面ライダーゼロワン」のオープニングまで流れ出す始末。ナンデ?ゼロワンナンデ?