観た人の心をざわつかせるような映画。やりすぎないくらいの生々しさが丁度よい。
「階段」や「臭い」などの貧富の差を表すメタファーが散りばめられていて格差を抉り出している。
「半地下」の「半」が意味するものは何だろうかと考えていたが、それは完全に堕落した全地下の人間とは異なり地上に這い出る努力をしているということではないか?実際にこの家族は紛いなりにも自分たちの出来ることを最大限に活かしながら貧困から抜け出そうと努力している。最後のシーンも含めて監督は前向きなメッセージを届けたかったのではないだろうか。
ただ良くも悪くもジャンルがよくわからない作品であり、観た人が消化不良を起こすような内容かもしれない。
もう少し詳しいレビューはこちら→
https://note.com/a_view_at_teihen/n/n20d784b6fff7