パラサイト 半地下の家族のたｋ４１のレビュー・感想・評価

公開前からずっと気になっていた作品なのでネタバレが目に入る前に何とか鑑賞。題材が題材だし間違いなく結末はアカン方向に振り切れるんだろうなぁと思っていたら前半部分はどちらかと言えば喜劇路線でニヤニヤしていると中盤以降歯車が狂いだしてからは想像通りの地獄絵図に。お化けの下り絶対引っ張るだろうと思っていたのであの辺り少しニヤリとしてしまったけれど笑。途中の脱出劇のハラハラ感もよかったなぁ。決して悪い人たちではない社長一家も心の奥底では貧困層を蔑視していることが一家にどんどん伝わっていく事も引き金になってた感。寄生一家がそれぞれ北と南の国民を表現しているって考察は面白かった。家族連れとか老夫婦とかで観に来ている人らもそこそこ見られたけれどやっぱり韓国映画って基本的にグサグサ心が抉られる作風だから話題作だとしてもある程度耐性ないとダメだよなぁ。しかもこの作品貧困層とか社会的弱者の面にスポットライト当ててるからより一層刺さりそうだし。