ストーリーを展開させるには仕方ないとは言え、
何で宴会しちゃうかね？何で招き入れちゃうかね？と色々とモヤモヤは残りますが、
物理的な高低差ではっきりと分けられた貧富には胸が痛みました。
食事中にも関わらず外で酔っ払いが立ちションをする様子が丸見えな半地下と、家の中からでも空が見えるパク家という皮肉。
あの陽の入り方は裕福な家の陽の入り方や・・・
家はもちろんですが、匂いで貧困を表現するというのも辛いですね。
こればっかりは、同じ家に住んでいる限りどうしようもないんですよね。
洗濯しているかいないか、清潔かどうかではなく、家が発している匂い。
でも、恐らく幼い頃からお金に余裕があったであろうパク一家にとっては本気で理解が出来ないんだろうなぁと思います。
匂いだけでなく、なぜお金がないのか、なぜ仕事に就か（け）ないのか。
分かり合えることのない２つの家族の対比が終始刺さりました。
パーティーのシーンの、あの迷わずにやってくるスピード感と、異変に気付いた招待客達の戸惑い。とてもリアルで怖かったです。
