このレビューはネタバレを含みます
予想外の展開・ジェットコースターのような展開と評判で聞いていたため気にしていたが、なんというか予想外というよりもはちゃめちゃな展開という感じがした。
格差社会を誰でも見やすい大衆的に描いている映画。コミカルな場面を入れることで、暗すぎず、重すぎず鑑賞することができる。
また、サウンドで観客の好奇心を仰いでいる場面が多々あった。そこまで怖くない場面も重めのサウンドを使い、その後の展開に期待を抱かせていた。サウンドを巧みに利用している印象。
結末に関しては、何とも言えない気持ちになってしまった。貧困層が敬遠していた富豪になることを目指してしまうという皮肉に悲しみを感じた。
評判が良すぎて期待値が上がりすぎたためか、思ったよりではあったが、大衆が格差社会に目を向けるきっかけにはなるのかと思った。
全ての映像が意味を持って構成されていると聞いて、次はそこに注目してみたいと思う。