このレビューはネタバレを含みます
ポンジュノ監督アカデミー賞四冠受賞おめでと〜!!!というわけで書きかけだった分を投稿
めちゃめちゃ良かった。
さすがのパルムドール受賞作品(この文はまだアカデミー賞が発表される前に下書きしていた...)
昨年は万引き家族が同賞を取ったことが記憶に新しいですが、パラサイトもすごい映画です。
原題は「寄生虫」よく見るとタイトルロゴに線虫のような虫が描かれていて象徴的。
日本語版タイトルの通り、半地下で暮らす貧しい家族たちが主人公です。
この半地下住宅のデザインが素晴らしい。
半地下なので窓から見える景色が人間の足元ぐらいの高さの目線になっています。(立ちションする人が目の前にしょっちゅうす来る)
実際にはこんな風に見えそうではないのですが、窓をあえて透明度を高くして、半地下住宅に住む人たちが見ている景色をより鮮明に描いているのではと思いました。
この窓から見える景色と、後に出てくる高級住宅街の窓から見える景色の対比がとても良かった。
主人公の家族たちは様々な嘘をついて高級住宅の家族のもとで働くことになります。
まさに宿主のもとで暮らす寄生虫です。
しかし物語が進むにつれ主人公一家の想像をはるかに上回る寄生の仕方をしている人間がほかに出てきます。これが本当にすごい。
映画館で是非この衝撃を味わってほしい。
ラストはとても物悲しく、どうしようもない貧富の格差を見せつけられます。
ソンガンホ演じるお父さんが言う 計画をしなければ失望することもないと言うセリフがとても印象的
色々と衝撃的ですがとても完成度の高い良い映画なのでぜひ映画館で見て欲しい!
ジャージャー麺を食べたくなります