ぺちぺぴお

パラサイト 半地下の家族のぺちぺぴおのネタバレレビュー・内容・結末

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

レイティング:PG-12

初韓国映画。

面白かったー!
怖すぎず、ちょうどいい。
格差社会への風刺が効きまくり。

前半はテンポが良く、パク家に取り入るスパイさながらの描写が最高に笑えたけど、後半の元家政婦が出てきたところからどんどん不穏になっていく様子の描き方が、ポン・ジュノさん上手いなー!と思った。こちらも見ていてとても緊張した。
結末がどうなるのか予想がつかないのも良い。

自分の能力で仕事を手に入れたギジョンだけが死ぬのが最高に皮肉よね。。
ギウがお守りのように大事にしていた水石で自身が殴られて重傷を負うっていうのもまた…。
水石やモールス信号の使い方が絶妙で考察が捗るね〜。

最後、ギウがあの高級住宅を買い取り父と再会するという上手くいきすぎな展開にえ?!と思ったのも束の間、それが妄想だったと分かり、実際には決してこの状態が解決することは無く、世の中結局金だと突き放される感じがなんだか妙に現実感を帯びていて考えさせられる。

この映画を通して、韓国の知らなかった現状を僅かかもしれないが知れた気がする。社会問題を扱った映画がこれからも増えて欲しい。そして、解決に繋がるといいな。

内容に直接関係ないところだと、イ・ソンギュンのめっちゃええ声とジェシカの語呂合わせが好きだった。笑
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