コメディタッチに見えて、社会の闇を抉るように突きつけてくるファンタジー
持つ者と、持たざる者の対比を滑稽な演出で笑いを誘うようにみせるヒリヒリした感じ、予想の斜め上を行く展開にわわわと。
上と下、高台と低地、裕福と貧困が色んなモチーフで畳み掛けるように語りかけてくる。
雨一つとっても天国(PM2.5が無くて青空)と地獄に分かれるその人生が交錯する闇。
「半地下に住む」ということが社会的にどういう事なのかとか、台湾カステラが何なのかとかの予習をしていくとさらに深く観れると思う。
「計画はうまくいかない」という言葉が、ラストまで重くのしかかる。
トントントンツーツーツートントントン