余りにも情報を入れずに観た為に戸惑いました。
この監督の作品、「母なる証明」が強烈な印象だったので、きっと後半にとてつもない伏線回収が来るんだろう！恐ろしい映画なんだろう！さぁ来い！ポン・ジュノ！！と意気込み観ていたんですよ。
それが違いましたね。笑
大きな伏線や、ややこしいトリックは全く無く実に分かりやすい作品でした、、、が、確かに難しい伏線はそんなに無いんですけど、
実はあれ、そう言う意味だったのねー！って場面もたくさんあって、それはネタバレになるから書けないんだけど、2度目も楽しめそうですよ。
笑っちゃうようなシーンがあんなに有るなんて思ってないから、序盤は戸惑い過ぎて笑えず、心が置いてけぼり状態でした。(だからこそ、2度目を観て思い切り笑いたい)
貧富の差を分かりやすく描き、貧乏な家は一生貧乏で這い上がるのが難しい。あの家族だってそれぞれは優秀なのにお金がないから学校に行けず、その為まともな職に就く事が出来ないんだから。それが悲しいほど描かれていたし、「ニオイ」で育ちまでわかってしまう所や、富裕層のトコトン空気を読まない所、唸ってしまう。
貧困層目線で観たので楽しめましたね。
もう一度観たら、レビュー内容がガラッと変わりそうな作品ですし、スコアもグンと上がりそうです。
