このレビューはネタバレを含みます
コメディ的なドタバタと、血みどろの残酷シーンを違和感なく共存させてしまう、ある意味韓国映画らしいなぁと思った。
貧困層と富裕層の差を「におい」で表現していたのがリアルだと思った。
あんな極限の場面でも、富裕層は息をするように貧困層を差別する。
資本主義においては仕方ないことなのかもしれない。
しかし、韓国社会ではどう努力しても決して這い上がれない壁があるのだろうし、日本よりももっと貧富の差が切実なのだろう。
最後、ハッピーエンドか…?と思いきや妄想かよ!となったが、きっと彼は成し遂げることができないだろうな、と暗示しているようで、暗い気持ちになった。