韓国の経済格差社会が描かれていて、衝撃的すぎる映画。
私たち日本人が観光としてよく訪れる韓国、そんなにぎやかで観光地のイメージしかなかったけど、その裏には半地下生活をする家族がいて、大きな経済格差がある現実を知った。どんなに勉強が出来なくて家事も出来なくて能力がなくても富裕層は富裕層で、逆にどんなに賢くスキルがあっても貧困層は貧困層。スターにでもならない限りそれは変えられないのかなと思った。
先進国や大企業など途上国支援、経済成長を謳い、途上国にどんどん参入しているが、それは本当に支援できているのだろうか。元々そこにあった自然がどんどん破壊されて、現地にいる人の暮らしが奪われ、そこに怒りや憎しみが生まれる。人のいのちが奪われる。
でもじゃあどうやったら根本的に経済格差をなくせるんだろう、うーん。まだまだ知らない世界が沢山ある。地球市民として知らんぷりしてていいのだろうか。
私たちは現地の人の気持ちなんか知らない。知れるわけがない。こんな裕福で平和な日本で育ったんだから。そんな私たちが「その国のために」ってやるのはエゴだ。結局はお金だ。自分の欲求を満たすためだ。そのためにどっかの誰かの生活なんてどうでもいい。結局自分だ。
そして私だって私の幸せのために生きてる。でも、私は自然を壊し、人の暮らしを壊し、憎しみを生むことに加担は絶対にしたくない。それだけはわかった。
スピーディーな展開だけど終始目を離せず、2時間半なんてあっという間だった。
