きっと普通〜上流階級の人が見たらまた違った感想なんだろうなと思います。
底辺の生活をした事が有る自分にとっては
刺さるというか内臓をかき回されているというか…
なんとも言えない恐怖感がありました。
主人公の家族が悪い事をしているように思えなかった。
勿論人殺しは行けない事です。それは置いといての話。
私だって上手くやれるなら欺いて良い生活がしたいさ。
でも、バレたら怖いし度胸も無いからやらないだけ。
あの家族は賢いし強いと思う。
就職先を勝ち取る為に卑怯な手を使ったのは、ある種対等な立場の人間を蹴落としたのだから嫌悪感は感じるが、それも弱肉強食。
私もやられた事有るけど、相手が上手だったと思わざるを得ない。
生活水準の違いや、坂を降りながら感じたであろう"高低差"。
低いままで良いと思えば気付かないかもしれない、
上を向く事が出来るからこそ感じる格差。
目に見えない、本人達すらも気付いていない差別。
そんな事を思うととても辛い気持ちになりました。
作品は、所々笑えるシーンが散りばめられているものの、ノンフィクションなんじゃ無いか?と思うくらいリアルを感じました。
上流階級のはしゃぎ方や、下流の目の怖さ、人の死に方、SEXなどなど…
見た事の有る風景の描写が生々しくて、
ぐんぐん世界に引き込まれました。
雨の日の夜から雪崩のように展開が変わり始め、
ドキドキが止まりませんでした。
"音"も怖かったですね!
あそこはあーだとか、そこはそういう事じゃ無いかとか、
語りたい事は沢山ありますがそろそろやめておきますw
日本の映画…素晴らしい映画、沢山ありますが。
「告白した方が負け〜」とか、
「恋した人は〇〇でした〜」(創作です)とかの割合を少し減らしてみては如何でしょうか?!