日本公開前から評判見てたから絶対見に行こうと思っとったのに、アカデミー賞後の鑑賞になっちゃった。日本版ポスター公開されたとき、改悪で大批判くらってた印象ある。
観に行こうと思ってからかなり時間経っとったし、パルムドールにオスカーまで獲ってたし、周りの人みんな観てるしで、期待値上げずにはいられなくてだいぶ期待して行ったけど、心配無用だった。面白かった。好き嫌いとかじゃなくて面白い。
生活の中にある虚無感とか無力感を考えてしまってしんどかった。地下の住人から見たお金持ちの人の表現は納得したと同時に、それを言い訳にしてる登場人物に悲しくなった。お金持ちの人から見た貧乏人はただただ辛かった。人間の尊厳を傷つけられるってそういうことよなあ。
逆流するトイレの上に座ってタバコ吸うギジョンの画がバチバチにかっこよかったー！溢れ出る感情なんて押さえつけてとっくに諦めたみたいな、全てを受け入れたみたいな表情に見入ってしまった。
ギジョンのあの妙な落ち着きはなんだろう。1人だけ誰とも違って見えた。家族にも言ってないことがいろいろあって、というかいろんなことが見えてて気付いてるけど家族を見捨てず1人で抱えたまま1人だけ…
