たけし

パラサイト 半地下の家族のたけしのレビュー・感想・評価

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)
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ラストに近づいたその時、不思議にもスッキリした気持ちになっていた。でもそれはあの一瞬がピークで、それ以外はずっと鬱屈として、細々と植え付けられる理不尽への憎しみや確かな絶望感、破滅に向かっていく予感が自然と生まれる、よくできた脚本だった。

観賞後に解説や考察を見て初めて気づくことが多く、見返したくもなった。
ラストシーンの解釈については、監督のインタビューを読んだ後では、印象が180度変わった気さえした。
でも1回目はやっぱり映画館で集中して観て良かった。情報量が多いし、スリラー感はやっぱりスマホでは見劣りしそう。



アカデミー作品賞も納得の傑作でした。コロナは気になるかもしれませんが、ぜひ映画館で見てほしいです。
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