人間の心の奥底にある、ドロドロした嫉妬や苛立ち、性への欲求や家族への愛が一気に迫ってきて、面白かったの一言じゃ済ませたくない映画だった。自分の家族が大変なのに、呑気にホームパーティして、挙げ句の果てに臭いと言われるなんて、そりゃ黙っちゃいられない。けど、それは単なるひがみや逆恨みと思われるだけで、本当の悲しみや絶望を理解してくれる人なんかいないんだよな。悲しくなった。
韓国映画って、思わず目を背けたくなるような事柄に対しての描写が絶妙にうまくて、心に残る、とトラウマになるの中間をガンガンに攻めてくるのね。好きだわ。