したたかな一家が、どう寄生していくのか?という話かと思いきや…
最後の修羅場に向かって行く、そのエネルギーが強くなっていくあたりから本当にドキドキしたー。
脚本も書いているポン・ジュノ、強い作家性に加えて面白さも一流。
貧乏人の悲哀を笑いながら見ているつもりが、雨の夜からザワザワしてくる気持ち悪さ☔️
あの夜、リビングのテーブルの下にいるソン・ガンホが顔を腕で隠しているシーン、泣いているのか、怒っているのか、情けないのか…顔は見えないのに、見ている私は心の底から哀しかった。
タクシー運転手も吸血鬼も河川敷の住人も刑事も、ソン・ガンホ素晴らしいなあ。