映画の作りとかそんなに詳しくないけれど、
テンポ、スピード、会話の量、全て完璧なんじゃないですか。間合いと歯切れがどれをとってもちょうどいい…超素人ながらに、計算し尽くされてると感じました。
ある特定エリアが描写されるとき
そのエリア特有の習慣や文化の前提知識のなさゆえに「???」となる場面が多いけど、
(例えば、レミゼラブル(2019))
これは、観客をひとりも置いてけぼりにしない。
婉曲的なものでも、高低差、雨とか
「皆知っているものを使って格差を修飾する」
ことへの執念を感じました。
韓国では、構図でもフィクションでもなく、
「事実として」高低差が存在する。それをエンタメとして消費している我々。皮肉だよなあ
それから、韓国俳優の
感情的でないのに、細やかな心情を表現する演技が好き。メッセージを正しく伝える演技でありつつ、受け止め方の深さは観客に委ねてくれる気がする。