ポンジュノは『オクジャ』以外ほぼ見てきました。作品自体はすごく楽しめたし、満足です。
中盤の家政婦が大雨の中やって来るのが最高潮でした。
日本では、アカデミー受賞が話題になっていますが、個人的にはカンヌのパルムドールをこのエンタメ作品で取り、同時にアカデミー賞を外国映画で本戦で取ったことのほうが重要だと思っています。おそらく、どちらの映画祭もライバルとなりえる作品が本年は出てこなかったのかな。そんな気がしてます。
『スノーピアサー』の評判もあまり聞かず、B級作品のような雰囲気だったので、ポンジュノでもハリウッドでの成功は難しいのか、、と個人的に思ってたけど、この経験が今作に活かせたのか、どこか余裕やゆとりのある作品に感じる。その分、『殺人の追憶』『母なる証明』のような緊張感やストイックさがあまり感じられなかった。ソンガンホが出てこなければポンジュノ作品って分からないかもしれない。
韓国映画界の四番がカンヌ、アカデミーのW受賞っていうのはやはりKポップ含めエンタメ文化の成熟期かも。
