椎名一霤

壁女の椎名一霤のネタバレレビュー・内容・結末

壁女(2015年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

邦題がクソ過ぎる。そもそも多様な解釈ができる作品なのにそういう振り切り方をしてはいかんでしょ。というのはまあ置いといて、芸術と耽美を結びつけるというのはある意味リアリティ。人間関係と男女関係と芸術を繋ぎ止めることと、ただ脳内に君臨する芸術を吐き出すことと、それらに踊らされる人々。謎は解決せずとも意図を汲み取るにあたって「壁女」という放題はこれ以上ないほど無礼で愚かで適当。内容は悪くないし機微な心の動きが表現されているのにな。