油性米米米CLUB

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版の油性米米米CLUBのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

登場人物が口を開く間にしても、多幸感と絶望感の塩梅にしても絶妙で終始心地良い作品でした。

ギャングという生き様を描いている為、主要な登場人物の中に社会的に褒められた人物は数少ないですが、人は皆何かしらの罪を抱えていて、それを受容し前に進む者も居れば、その重圧に耐えきれず責任を放棄する者も居る。
その枝分かれした道の先でまた再会することもあり、お互いの成長や変化に一喜一憂してまた別々の道へ歩き出す。
それこそが人生だと言わんばかりのセルジオ・レオーネの遺作。

解釈は人によるものなので一概にこれとは言えませんが私にはこの映画はヌードルスという男が、仲間達や想い人、そして犯した罪について想起しつつ、それでも人生を生き抜く、彼なりの人生讃歌的な作品だと感じました。
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