ロボットマン

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版のロボットマンのレビュー・感想・評価

3.8
1920年代のニューヨーク。
禁酒法時代を生き抜いたヌードルスとそのライバルであり親友のマックスたちの人生をおよそ3つの時代に分けて丁寧に描いたギャング映画。
と言っても所謂マフィアがシマを争って銃の撃ち合いを繰り返すギャング映画というよりは、音楽も相まってニュー・シネマ・パラダイスのギャング版のような印象。
甘酸っぱい青春時代の初恋やマックスとの友情と確執などのドラマ要素が強いので、229分という長さに耐えられさえすればギャング系の映画が苦手という人でもこの作品は楽しめるのかもなと感じた。
ただ、ヌードルスが途中までは友情を重んじる格好の良い男だと思っていたのにデボラとのデートのラストで完全にダサい男にしか見えなくなってしまい最後までモヤモヤしてしまった。