ほのか

罪の声のほのかのレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
3.8
2人が出会うまで、説明を兼ねて動くので追いながら理解しながら観なきゃいけなくてそれがたいへんだったけど、出会ってからはめちゃおもしろかった〜!どんどん繋がっていく。進める限り深く深く。姿が鮮明になるまでどこまでも潜っていくような感覚…。

メガネだけに光があたってる撮り方怖すぎた…ここ最近でいちばん怖かった画……。

疎まれるとわかっていながら、どうしても関西弁警察になってしまうのですが、これはほんまにみんな上手くてびっくりした!!すごい!!ほとんど違和感なかった!!おぐりが敬語になると関西弁外れるのだけはちょっと変な感じしたけど。それで思ったけど、自分は普通に敬語話してるつもりやったけどどう足掻いても関西弁で話してんねやな…って…。

おげんさんは、ひとりの時の表情は、なんていうかな…「どっちともとれる」みたいな顔をするような印象を受けた。くくりが大雑把?というか。例えば、やけど、「怖い」と「不安」が同じような表情で表現されるんやろうな、みたいな。ただ、それが誰かと一緒のシーンになると、グッと良くなったかんじがした。話すといいんかな。

みかこ〜!みかこ出てんの知らんかった!みかこだいすき!
あと松重さんと古舘さんがよかった!





⚠️ネタバレ

「あなたのような選択はしません」がちょっとだけ、ん?ってなって考えてしまった。どれのこと言っとんかな、って。「自分の罪を他人に肩代わりさせるようなことはしません」ってこと?「恨んだら自ら手を汚します」ってこと?それとも「金や子供の将来を奪う犯罪に手は貸しません」ってこと?でもそれやとそんな当たり前のことをドヤられても…ってなるかな…。
おじさん、ちょっと綺麗に描かれてるから騙されよったわ。普通にオイオイ…って感じやったもんなあ。学生運動をするのはまあいいとしても「警察が困っとんのをみてスカッとする」ことに喜びを見出したらあかんよなあって思った。