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罪の声のtaigaのネタバレレビュー・内容・結末

罪の声(2020年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

リアルと時代を総括した、リアリティある社会派ミステリ。学生運動が批判的に括られ、『三島由紀夫VS東大全共闘』が頭をよぎったりもする。
古畑任三郎で、愉快犯に「あなたのせいであの警官は休日返上で必至に働いているのですよ」と嗜めるシーンがあるが、想像力の足りない犯罪への戒めは、そうだそうだ、と思う気持ちと、犯罪に限らず全てのアクションは常に誤配され他者へ影響を与えるものだという哲学的命題との狭間でやや複雑になる自分がいる。

宇野祥平さんが嵌まるべくして嵌まっていました。
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