このレビューはネタバレを含みます
実在の「グリコ森永事件」をベースにしたフィクションだと頭では分かってはいるが事件の真相はこうだったのでは?と思わされるほど引き込まれてしまった。当時の異様な空気と報道を覚えているだけにね。
大人の身勝手さで人生を狂わされた子供達。なんのために事件を起こしたのか真相が明らかになるにつれ、益々憤りを覚えてしまった。聡一郎が母親と再会出来た事だけが救いかな?俊也は母親に対し割り切れない気持ちを抱いたままお別れしたっぽいし…。どうか実在の子供達の人生は幸せであって欲しいと願わずにはいられなかった。