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罪の声のmahoのレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
4.1
さすがの野木さん脚本作品〜〜〜!という感想!
原作ではもう少し丁寧に描かれるのかしら…と気になるところは多々あるけど、繋ぎがきれいで、無駄のない展開に引き込まれました。見てよかった。

原作が発売されて話題になっていた当初、単行本で買ったのですが、超分厚いので持ち運びに不便で、なかなか読み進まず断念…。

映画は予告を見て、俳優さんたちの関西弁に対するちょっとした違和感が、どうにも気になってしまって、ずっと手を伸ばしていませんでした。でも、いざ見始めたら割とすぐに慣れたかな!
人物名がたくさん出てくるので、理解力の乏しい自分的には、巻き戻しできる配信で見てよかったです笑。

最後、事件報道についてメッセージ性を持たせていたのは、少し考えさせられました。ただ、自分も報道に関わる仕事をしていて、被害者に「寄り添う」とか「報じ続ける」とか大事だと思うけど、一方で事件直後に被害者にエピソード聞き出すような仕事はいつまで経ってもなくなる気配がないし、どうしても理想論に聞こえてしまうんだよなあ…と。

声の子どもたちが、その後をどう生きていくのかも、気になりました。
あとね、時効を迎えたからって、みんなベラベラしゃべりすぎ…!笑
原作、読んでみます。
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