息が詰まり続けた142分。
キッズ時代、知らず知らずの内に自分が大犯罪に加担していたことを知った星野源。それは真っ白な半紙に落ちた墨のように絶対に消すことのできない人生の汚点とも言える。自身の根幹が揺らぐというか、そのショックはもう言葉に余るものがあるだろうなと。
星野源と同じように利用された少年が語ったその後の半生も、あまりに残酷で、苦しい。観てるこっちまで嗚咽しそうになった。
物語についてあれやこれやと書きたいことが尽きない。
ストーリー以外でも、星野源の服装がテーラーらしくいつもバリエーションに富んでキッチリしているなとか、エンディング曲まで作品にピッタリで即座に購入ボタンを押したほどの良曲だったとか、演技がどうだとか、マスゴミと貶される報道機関の意義とか……。もう盛りだくさん。
だけどヘビーな内容で消化に時間が掛かるし、御座なりにサラッと書くのも気が引けるからひとまずここまでにする。後日追加するかは分からん。