ヒデオウ

罪の声のヒデオウのレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
3.8
グリコ・森永事件をベースに
事件の真相に迫るフィクション

実際には未解決のこの事件
今作の真相が
事実なのではないのか
と思えるストーリー

小栗旬と星野源のW主人公が
物語に深みを出しています
関西が舞台なので
気になるのは関西弁
二人のイントネーションは
中々良かったでした

新聞記者の阿久津(小栗旬)は
未解決事件を担当する事に
テーラーの曽根(星野源)は
父の遺品から出てきたカセットテープを
聞くと子供の時の声が…
その声は脅迫に使われていた事実を知る

知らぬ間に犯罪の一部に
関わっていた事に悩む曽根
何故の一心で事実を探し求めていきます
そして阿久津と曽根が出会い
事実へと近づいていきます

昔の事件を当時の関係者にあたり
事実に近づいて行く手法は
コールドケースみたいですが
小栗旬、星野源の抑えた演技に
感情移入していくので
自然と話に引き込まれていきます

事件の真相も気になりますが
犯罪に関わってしまった苦悩
子供の頃からその後の人生と
一味違った切り口のサスペンスでした

グリコ森永事件に
興味があったらドゾー
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