はさみのり

罪の声のはさみのりのレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
3.7
昭和にあった未解決事件の一つ、
"グリコ森永事件"をベースにした作品。

脚色での違いは沢山あると思うけど、
子どもの声を使った、というのは
事実なので、これは当事者にはキツいだろう。

リアルな事件、記憶に残ってるのは
グリコの社長が拘束され、
解放された後で記者会見やってたり、
(今では信じられない💦)
"キツネ目の男"て犯人探しのキーワード。
一連の犯罪では沢山の脅迫状や
"毒入りお菓子🍪"を恐れて
店頭から品物が回収されたり、
長期に渡って振り回されていた。
結局犯人は捕まっておらず、未解決のまま。

本作はちゃんと
動機や犯罪者達の背景や経緯が描かれてて
逮捕迄して事件は解決するが、
焦点となってるのは"声"を使われた子ども達。
その子ども達の思いが作品を盛り上げる✨

まだ幼い子ども達に
犯罪の加担をさせてしまう家族の罪は大きいし、
まだまだこれから先のある人生を
少しでも穏やかに暮らして欲しい、と
願わずにはいられなかった。
はさみのり

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