さー

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のさーのレビュー・感想・評価

5.0
悲しいかな、映画・音楽・文学・美術、あらゆる表現への愛を語る本作の魅力を的確に表現する術をわたしは持たない…どれほど本作に満足しているかを、星の数でしか表せない自分にもどかしさを感じつつ、いつものように思ったままの感想を書きます。

好きだ!!!!!!!!!
これは一口目から爆裂に旨いスルメ。
2022年どころか生涯ベストに食い込みそうなくらい好きなのに、タイトルが長すぎる上にどこで区切るか分からない。そんなとこも好き。(全部好き)

映像からの情報量が多すぎて、字幕を読む暇もない。カルチャーへの根本的な知識不足も相まって、初見ではざっくりしたストーリーを把握するだけで精一杯だった。それなのにこの満足感…ウェス・アンダーソンの映画見たぞう!!とひしひし実感する映像の可愛らしさと几帳面さはもちろん、今回、話そのものがめちゃくちゃ良い。とびきりブラックだけど一抹の寂しさもある、そして溢れる人間への愛。レア・セドゥMA・JI・KAなシーンも良い。

どのエピソードがいちばん気に入ったかと聞かれると、三日三晩考えても答え出ないので、そんな質問はしないでください(誰も聞いてない)
さー

さー