IDEAお休み中

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のIDEAお休み中のレビュー・感想・評価

3.8
内容超要約ラップだYo!

鋭い目線で、切り取れ真実
締切近いぞ、入稿近日

編集長に捧げる一冊
ライトを当てろ、事件の経緯(いきさつ)

優れた記者たち、本紙の希望!
魂込めた4つの原稿!

人気の雑誌、最後の刊行
人事を尽くし、記事書け!担当!

ちぇけら!


開幕早々、美しく均整のとれた構図の数々。
建物に這う配管すら美しく、W.アンダーソン監督の持ち味が存分に発揮されております。
(とかなんとかいいつつ、W.アンダーソン監督作品は『グランド・ブダペスト・ホテル』しか観ておりませんが…)

今作はオムニバス映画であり、4つの記事(物語)を楽しむことができます。

#短編 自転車レポーター
記事担当:サゼラック(オーウェン・ウィルソン)

#1 確固たる名作
〜囚人と看守の奇妙な関係〜
記事担当:ベレンセン(ティルダ・スウィントン)
画家:ベニチオ・デル・トロ
看守:レア・セドゥ
美術商:エイドリアン・ブロディ

#2 宣言書の改訂
〜学生運動の行く末は…?〜
記事担当:クレメンツ(フランシス・マクドーマンド)
学生リーダー:ティモシー・シャラメ
会計係:リナ・クードリ

#3 警察署長の食事室
〜せっかくの食事中に大事件発生!〜
記事担当:ライト(ジェフリー・ライト)
警察署長:マチュー・アマルリック
悪徳弁護士:ウィレム・デフォー
運転手:エドワード・ノートン

各話、個性的で独創性に富んでおり、皆さまお気に入りの話が見つかるはず!
個人的には、#2 宣言書の改訂が非常に興味深かったです。

また、一番の驚きは、クリストフ・ヴァルツandシアーシャ・ローナンをあれほど贅沢に起用していたこと。
あまりにも何気ない出演に、目を細めてまじまじとスクリーンを見つめてしまいました。(てっきり見間違いかと…)

観終わって、各話の繋がりは何処か?と考えてみたのですがわからず。
まあ、一つの雑誌に寄稿されたいくつかの記事であることを思えば、関連性はそもそも無いのかなとも感じました。

初回鑑賞時は難しく考えず、パラパラと雑誌をめくるような心持ちで鑑賞するのが吉かと思います。
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