結局のところ、ウェス・アンダーソンの世界にノレるかどうか。
彼の目には“雑誌”、そして“フランス”はどのように映っていたのか。
情報量が多すぎて疲れるから、無理に理解しようとか思わなくていいと思う。
それが正しいかどうかは知らんけど、悲惨な歴史も彼らの目を通してみたらこんな世界になり得るんだっていう「体験」を味わえればOKと気を楽にして観てほしい。
実写映画にストップモーションの技法を取り入れてみたり、モノクロとカラーが入り混じり、ときにはアニメになったり。
これでもかとウェス・アンダーソンの世界を詰め込んだ今作を体験すれば、明日は今日よりも世界が豊かにみえるはず。