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つま先だけが恋をしたのmのレビュー・感想・評価

つま先だけが恋をした(2018年製作の映画)
4.7
役者デビュー作「退屈な日々にさようならを」で強い存在感を放ち、「来る」にも顔見せした女優・猫目はちの初監督作品。

全体を貫く空気感というか作品世界がしっかりと出来上がっていて、その中で猫目はち自身のパーソナルな感情が淡々と語られていく。良い『私映画』だった。分からなくても何かが響く。女優・猫目はちの美点である目力が活きる瞬間もある。ヨーロピアン・ビスタの画角もマッチしている。

ラストシーンは天候に恵まれていて、独特の良い雰囲気で印象深い。猫目はち作曲・演奏・歌唱のエンディング曲がまたパワフルで、美しい。
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