分からないだろうことは覚悟の上。
退屈かもしれないと一抹の不安があったのですが、
初めの、食堂でのとにかく長ーいカットにて、自分はこれをいつまででも見ていられると思いました。セリフもほとんどなく動きもない。でも画ぢからが半端ない！雰囲気映画と言われるかも知れないけど雰囲気だけでも持つなんて凄いんだなと。
背景が全編にかけて好きすぎる（湿度とか、ボロ具合とか、生臭そうなのとか）それだけでも全然飽きませんでした
あとはもう俳優さんの凄さ。豊川さんセリフほぼ無しの演技。妻夫木さんの笑顔が裏ありそうすぎる
後半につれて、ニッキー・シエさん（とんでもなく可愛い）出てきてから特に、逃避先での青春感とても良かったです。雨が素敵でした。
前半の見た目怖すぎな台湾やくざの場面も好きですけど！
上映前舞台挨拶回だったのが良かったかも知れません。監督と妻夫木さんの長い構想期間と頓挫しかけた経緯を知り、映画自体も答えを示さない作りだからそれぞれで考えていいんだなと思えました
何にも関係ないけど豊川さんが質問の回答を考える時の「ん〜〜〜〜」がかわいかった
