まお

見えない目撃者のまおのレビュー・感想・評価

見えない目撃者(2019年製作の映画)
4.0
緊迫の後半30分!!!

犯人と対峙した屋敷でのシーンは、緊張で思わず息が詰まる。

見たあとは怖さで身体が硬直していたせいか、どっと疲れが。それだけのめり込めた吉岡里帆主演のサスペンスです。

物語は、盲目の元警察官である主人公(吉岡里帆)が偶然怪しい車と遭遇したことから始まる。主人公は車の中から女性の助けを求める声がしたというが、警察は主人公が盲目であり、精神科に通っているからという理由から取り合ってくれない。主人公はひとりでに捜査を開始する。。。

本作は、主人公が一体どのように犯人を追い詰めていくのか、全く予想がつかず、常にハラハラの連続。

演出では音がないというシーンが多々あり、私が出会った作品の中では、あまりないように思え、とても新鮮でした。主人公の「見えない視線」というものを音と演出で味わうことができ、盲目というのはこのような感じかと、非常にリアルに主人公を体感することができます。

また、盲目だからこその苦悩と盲目だからこそ分かるもの、感じるものの狭間で揺れる心に傷を負った、正義感あふれる元警察官の主人公を、吉岡里帆は見事にやり切ってくれ、彼女の強さと弱さが非常に良く伺うことができた。

私の中では久々に邦画でのヒット!!!

まさにノンストップサスペンススリサーとはこのこと!面白かったです!!!
まお

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