小川紳介監督の代表作「三里塚シリーズ」。前から観たいとは思っていましたが、何作かあるので、知り合いにおススメを聞いたら、この作品とのこと。シリーズ4作目です。
成田空港建設での闘争。
いきなり渦中の砦の中に放り込まれる。
守るのは農民たち。学生やいろんな左翼系?組織もいるが、この映画の目線はあくまでも農民にある。
攻めてくるのは公団の職員と1日2万円で雇われた臨時職員と機動隊。
農民の武器?は竹槍。機動隊は盾。本気でぶつかり合ってる。迫力が凄い!死人でないか心配になってくる(^^;;
こういう画どこかで観たことあると思ったら「七人の侍」!まさに優れたアクション映画とも言えそうです。
これ、もちろん戦国時代でも第二次世界対戦中でもない。ほんの半世紀ほど前の日本の姿。日本にもこんな時代があったのです。その時の日本人の姿を見ることが出来ただけでも価値ありました。
農民のおばちゃんが、木にチェーンで自分の身体を縛り付けて必死に抵抗する姿が目に焼き付き、その声が耳に残ります、、。
セリフはほとんど聞き取れない^^;
それでも、この熱量に圧倒されました!