MissY

はちどりのMissYのレビュー・感想・評価

はちどり(2018年製作の映画)
5.0
水曜日レディースデーで鑑賞。中学2年生ウニの目を通して描かれる世界。兄、姉、私と両親という5人家族は私んちと全く同じ構成。かつて団地住まいだったところも。しかし90年台の韓国が舞台だからというのもあるんだけど、あそこまで父親が偉そうなことにビックリした。父親がというより男性全般が偉そうで何なんだ。あの学校の担任とか吐きそうなくらい嫌な奴だった。ウニの目を通しての世界なので全てが説明される訳ではなく背景が分からない人も沢山なんだけど、なんとなく皆それぞれ事情があるんだろうなと察することが出来るような描き方が上手いなーと思った。手術の時って、そうそう、めっちゃ怖いこと言われるんよー!と思い出した。私も背中の脊髄腫瘍をとる手術をしたことがあり、術前に医者のあんな感じの説明あって同意書書かされた。幸い術後はなんともなかったけど。
しかし14歳の女の子には辛い展開が、まぁー次から次へと割と淡々と起こるんだけど、私はずっと「死なないでね、ウニちゃん!」と願いながら見ていたけど、思いの外強いウニちゃんで、なんかホッとしたわ。
予告編見て予想していたけど、悲しい展開だったなー。それでもラストは、ウニが少し強くなったような希望的なラストで良かった。
若い頃の江角マキコみたいな切れ長の目の塾の先生が、とにかく素敵だった!私もあんな大人になりたかったなー。
ちょっと色々まだ咀嚼しきれてない。もう一回くらい見たいけど近くの映画館ではもう上映終わるんよねー、残念。しかも遅い時間に見たので終わった後もう売店閉まっててパンフレット買えなかったのが無念、くすん。
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