ジジョ

はちどりのジジョのレビュー・感想・評価

はちどり(2018年製作の映画)
4.0
とある家族が暮らす団地の小さな扉から始まる、小さな小さな物語。その小さな物語の集合体が「社会」であり、それぞれがクロスしながら「自分」の世界は広がっていくのかも。

画面に映る全てがメッセージにあふれていて、一つ一つの場面が豊か。音楽の使い方も素敵で、90年代という時代背景もエモい。この時代の韓国の社会情勢についても知りたくなったし、チジミとキンパも食べたくなった。

自分もかつてはウニだったけれども、今はヨンジであり、私は誰かに勇気を与える存在になれているだろうか?
いま、ウニは何をしているのだろう。その後も観てみたい。
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