とある家族が暮らす団地の小さな扉から始まる、小さな小さな物語。その小さな物語の集合体が「社会」であり、それぞれがクロスしながら「自分」の世界は広がっていくのかも。
画面に映る全てがメッセージにあふれていて、一つ一つの場面が豊か。音楽の使い方も素敵で、90年代という時代背景もエモい。この時代の韓国の社会情勢についても知りたくなったし、チジミとキンパも食べたくなった。
自分もかつてはウニだったけれども、今はヨンジであり、私は誰かに勇気を与える存在になれているだろうか?
いま、ウニは何をしているのだろう。その後も観てみたい。