ジェイティー

ブラック・ウィドウのジェイティーのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

物語はシビル・ウォーの後、S.H.I.E.L.D.の包囲網を搔い潜り静かに暮らしていたナターシャはとある箱の導きにより妹のエレーナと再会する。
エレーナによるとかつて自分を育てた暗殺組織「レッドルーム」の存続と殺害したはずのボス「ドレイコフ」が生きていることを知る。
ナターシャは過去を清算するべく組織の壊滅と今度こそドレイコフを倒すため、再び戦いに身を投じる、しかし同時に謎の戦士「タスクマスター」が彼女達を追うお話。

時系列としてはシビルウォーとインフィニティ・ウォーの間に起きた出来事と思われます。
正直あんまり思い入れのないキャラクターですが、エンドゲームにおける彼女の功績は無視できないため、鑑賞。
映画はアクションのド派手さに全振りしている感じでまさにミッションインポッシブルのような展開です。
新キャラクターとしては妹のエレーナなど今後のフェーズでも活躍しそうな感じがしました。

お話としてはとてもシンプルで人を意のままにする組織レッドルームの壊滅とボス殺害が主な流れですが、ボスのアジトが空中要塞だったりと序盤ナターシャが007(たぶんムーンレイカーかな?)を観ていたりとどこか昔のスパイ映画みたいなギミックが随所にあり、中々楽しませてもらいました。

しかしながら妙にお話の運びがガチャガチャしている印象があり、これまでのマーベル作品と比べると少しお粗末な構成に感じました。
登場するキャラクターや役者さんが良いだけにそこは残念に感じました。

その他、レイチェル・ワイズもちょっと暴れるシーンがありますが流石ボンドの奥さんだなぁと思ったり、タスクマスターの配役は意外に感じたり、エンドクレジットの展開はなるほど、そうなるかと感心したり、
改めてインフィニティ・ウォーやエンドゲームを観返す必要がありそうです。