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8番目の男のiketakaのレビュー・感想・評価

8番目の男(2018年製作の映画)
3.8
ネトフリで目についたので鑑賞。

これはほぼ「十二人の怒れる男」でした。
オマージュなのかな。
明らかに違う点として、こちらは密室劇ではなく、浮かんだ疑問点を検証しに現場に足を運ぶ点があげられる。
さながら「HERO」シリーズのように。
個人的には密室劇のほうが面白いと思うのだけど、そうすると完全に「十二人の怒れる男」になってしまうので、これはこれであり。

ただあの時間帯に検証のために、あれだけの規模の実験が現実的に出来るのかは甚だ疑問。笑
拘束時間もえぐすぎてかわいそうになってきます。
まぁ国初の陪審員制度の裁判というだけあって、各所探り探りで、ただかなり注目はされるし、やりづらい点も多かったでしょう。
最初はバラバラで無責任めな陪審員たちが、徐々に責任感を抱き結束していく様は面白かったです。

8番目の男が優柔不断だったからこその判決。
事なかれ主義や大衆に流されるタイプの人間ばかりだったらと考えると、怖いですね。
序盤は優柔不断さにイラつきもしましたが、結果的には良い結末でした。
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