mari

8番目の男のmariのレビュー・感想・評価

8番目の男(2018年製作の映画)
4.0
先入観という名の靄を
公平な心と純粋な目で晴らしていくと、
物事は180度変わって真実が見えてくる。

シリアスとコミカルのバランスも絶妙。

最初は小さな違和感だったものが
気付けばテンポよく
周りを巻き込んで露わになっていく様に
目が釘付けになる。

あの日の真相を映すシーンは
泣かずにはいられなくて、
どうかせめてもの救いを、光を、と
その場に居合わせたような感覚で、
泣きながらつい手を組んで観ていた。

足、痛かったよね、
悔しくて堪らなかったよね。

人の人生を左右する場面に立ち合って
きっと忘れられない経験だけれど、
さっぱりとそれぞれの生活に戻って
走っていく姿が爽快ですっきりとしているのが心地いい。
mari

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