チカーノ、と聞いて、メキシコ的カトリック文化やカラフルな景色や街並み、チカーノスタイルの格好良さみたいなものを期待しましたが、全体的にはやや暗め重めの印象です。
そして、登場人物のルックスが普通。もうちょっと格好良い人を使っても良かったのでは。
表向き警官、実はダークヒーローという設定はバットマン的で好きな人も多いとは思うが、予告編の大仰さの割に尺が短く人物像の描写が甘いので感情移入できない。
秘密裏に悪人を成敗する、しかもメキシコなら、映画「処刑人」のようにどこか明るくてスタイル的な格好良さにもこだわってほしかった。
最後も単に殺害するのではなく、裁きというものに重点を置いた表現にした方が良かった。
それほど退屈はしないので最後まで見られますがすごく面白いかというとちょっと、という作品でした。
