1カット1カットが絵画のような美しさをもっていて、
ぐいぐいと見せられていく感覚。
画家・マリアンヌの横顔の妖艶さにハラり、
振り向きざまのキスにうっとり。
真横から二人の横顔をちらちらと交差させる
海辺のカットも美しい。
洗練された世界観に没頭でした。
鑑賞後はマリアンヌのように
見られることへの意識が倍増、、、
半ば放心状態で劇場を出て、
歌舞伎町の情報の氾濫っぷりに酔っ払い、、、
コロナ禍で配信映画に慣れてしまった今、
いい音、いいスクリーンで
観られることへの尊さも相まって
終始きゅんきゅんしてしまいました。
ただ、画廊での“28ページ”の日本語字幕は
要らなかったのでは、、、?
シンプルな作品故、気になってしまったのでした。