たこやきまん

燃ゆる女の肖像のたこやきまんのネタバレレビュー・内容・結末

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

予告を見た影響で、もっと激しく、張り詰めたような雰囲気の映画だと思っていたら全然違っていた

風景がどこまでも美しく、暖炉の灯りや窓から差し込む光などライティングもすごくよかった!
あなたを見ているから、と言った後に相手にも見られているのだ、とわかった時のお互いの表情がすごく好き

それと最初「お嬢様の笑顔が見られない」「お互い様じゃない?」と言っていたのに、段々と当たり前のように2人や3人で笑い合ってるのがすごく良くて……だからこそ、食堂に男性がいた瞬間の「あぁ、楽しかった日々が終わってしまった」という感覚がとても強くて、切なかった

最初の再会の、エロイーズと子の肖像画に「28」と書いてあるのが良すぎて少し泣いてしまった
画家の仕事がどんなものかわかっていないけれど、多分エロイーズがわざわざ「28ページと書いてね。」と言ったんじゃないか?と思うと、嬉しさと切なさで感情がぐちゃっとなってしまった

そして最後の再会
もう二人は視線が合うことはないだろうが、永遠の別れをすることはないんだろう…と思えた


めちゃくちゃ好きだ〜
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