カニ

燃ゆる女の肖像のカニのレビュー・感想・評価

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)
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肖像画家の観察眼とシンクロするカメラワークが印象的で、自分が描くわけでもないのに食い入るようにエロイーズの顔立ちや内面を掴もうとして見てしまう。
緊張感のある出会いの場面から
「振り返る」ことが際立って撮られていることが後々繋がってきたり、再会の仕方も魅力的でたまらなかった…
ソフィーが針仕事をしているシーン、ストーリーに直接関係ないけどとても愛おしくて好きだった。
あと自分が興味を惹かれてたまらない対象について、とりあえず表層をなぞった感じで及第点の作品が仕上がってしまった時の絶妙に嫌な気持ちを思い出した。
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