るな

燃ゆる女の肖像のるなのネタバレレビュー・内容・結末

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

この作品は一貫して「見る」「見られる」という構図が描かれていると思う。
画家として被写体を「見る」主人公と、モデルになり「見られる」立場のエロイーズ。
あるシーンで主人公がエロイーズの癖を語ると、それに対してエロイーズも主人公の癖を語り、「見る」「見られる」の立場が逆転し、お互いが対等になり心が通じ合う。

ラストシーンは主人公がエロイーズに向ける眼差ししか描かれておらず、やはり最後の別れで主人公が振り返ってしまった=一生二人は会うことはできないという、3人で読んだギリシャ神話のラストの話に繋がるのかな?と思った。
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