京極さん

バクラウ 地図から消された村の京極さんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いやー。まじでぶっ飛んでる笑。見て良かった本当に。ここまでインパクトあった映画って久しぶりですよ。前情報を知らずにポスターだけだったから尚更です。単なるB級宇宙人落下戦争ものかと思っていました。オープニングの淡々とした感じの中での、車横転事故、棺略奪、死体、村ならではのオリジナルな葬儀。狂ったアル中老婆医者の演説。マイクで村行事の進行を務めるDJ、村の象徴ともいえる大型キラキラスクリーン。バクラウ歴史記念館。全部丸出しの売春婦、売春男。映画を観るものを手放さないこれら村の情景。ここから何が始まるのか全く予想しないなかの、とある事件をきっかけにロドリゲスの初期作品のようなことに。老人のバイクの後ろを追うドローンUFO。そして無慈悲な殺戮集団VSバクラウ村の荒くれもの達のデスバトルへ。理不尽な殺戮から村を守るために全力で立ち向かうのだ。そのためには呉越同舟。なんてセンスだろう。なんでみんなモロだしなんだろう。あ、モロ出しといえば最高にかっこいいモロだしおじいさんのモロだししながら植物に水を与えからの老夫婦全裸バズーカー殺戮。家火消し。ポケトーク命乞い。これは本当にすごかった。声を出して笑いましたよ。村を舞台にしたデスバトルの後、黒幕、首謀者リーダーに対する処刑の方法なども良かった。マッドマックスサンダードームを思い出しました。映画として裏には現実的なシリアスなテーマがあるとは思うのですが、娯楽、エンターテイメントとしての魅力に溢れている映画です。小さかったあの頃いろいろなA級、B級アクション映画を見た頃を振り返りました。帰り興奮してステーキ食べました。ありがとうございました。
京極さん

京極さん