りーん

キーパー ある兵士の奇跡のりーんのレビュー・感想・評価

キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)
3.7
スポーツには大きな力があるなあとつくづく思わされる。
チームになれば人種も何も関係ない。
だけど戦争の消えない爪痕が、コートに立つバートに憎しみと偏見とブーイングになって降り注ぐ。たった1人に全てがぶつけられてしまうなんて苦しすぎる。
そんな中、プレーで信頼を築き人柄で親しみが表れる彼の力はすごいと思った。
さらに立ち上がり続ける強さ。あの姿が彼の素晴らしさをいっそう深めていると思った。感動した。
マーガレットもまた芯のある人で大きな存在。
いろんな傷があるけれど、それでも前へ進まなきゃっていう力強さを感じる。
収容所内での騒動とか、どちらの国にも痛みはあるのが平等に描かれてた。
ダンス誘うシーンが素敵。
幼少期が重なったりあの少年が見えたりする演出が好き。
デヴィッド・クロスさんはこないだ「愛を読むひと」で見たぶりだから、大人になってる!とびっくりした。
あとハリー・メリングさん、変か嫌な人役で何度かお見かけしたけど、今回は言い分あるために嫌味っぽくなってる人ですごくよかった!
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