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家族を想うときのmaoのレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
4.0
娘の食卓シーン、爆裂に泣いた。子供の親といる時間って本当に大事だと思うし、親のあんな姿ばかり観てたらそりゃ何かしでかすよな…。にしても話全体がやるせなく不甲斐ない。旦那さんはあんなやばい会社で理不尽な目にしか遭わず感情が振り切れちゃうタイプで損しかしない、奥さんは旦那のせいで車がなくバス通勤に時間をかけ仕事で疲弊してるところで息子が問題を起こし夫婦仲もギクシャクし始め、娘はそんな家族を唯一俯瞰で見れてて本当に良い子。そんな子だからこそのあのシーン、胸糞映画だと思ってテンション下がってたけど唯一良かった。
ケン・ローチ作品観てると、社会は落ちてく人間に手は貸さない一歩間違えば終わるような感覚になる。理不尽というより無知な事で自分も他人も殺しかねない警鐘。
ラストも切なすぎる。
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