ささやんでどうでしょう

家族を想うときのささやんでどうでしょうのレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
1.9
延々と家族の辛さが描かれている。鑑賞している他の人も飽きていたようだ……。雇用制度の歪みに落ちていく家族の苦しさだけが伝わってくる。そこには、希望もない。ただただ、辛さを我慢して走り続けなければならない。それが、エンドロールのメッセージなのかと私は受け止めた。
アメリカンドリームではなく、ワールドドリームの世界だろうな。劇中、アップル、Amazonって言葉が出てきたが、確かに全世界から利益を吸い取っているのも事実である。
とあるブロガーが、30代でセミリタイアを達成した。資産が資産を再形成するので、働かなくても良い。凄い時代である。
閉塞感に覆われ、とても暗い気持ちになった。そんなドキュメンタリー映画だ。あまりに辛かったので、今季一番の寒波にも関わらず、二駅早めに降りて歩いた。